これはあくまで、渋谷系コンピに参加する一個人の意見ですけどね。企画そのものをひっくり返したいわけではないですが。
しかし、ジャズ系のコンピのレベルを聴いて、おおよそのレベルは把握してるつもりですけど。
ジャズの本体がこれぐらいのレベルだっていう大前提から、「ジャズをオモチャ感覚で導入する」渋谷系みたいなのをやるわけですから、これはある程度グダグダっとするのはしょうがないんですよ。でも、それはそれで楽しければ全然良いんですよ。
お父さんがプロの大工さんの気分で、「ちょっと難しいリフォームに挑戦しました」でも、十分、雑誌で人々の興味をひくことはできます。そこらへんは見せ方で調整する部分ですよ。
でも、素人が「オレはプロの大工だ!」って錯覚して仕事すれば怪我してしまう。いや、ここは覚悟の問題ですけど。
「オレは死んでも小沢健二になりたい!」っていうなら、頑張れって言いますけど、なりたいですか小沢健二に。あんなキモい50代に。いや、そのへんは好みでしょうけど。
私はなぜトモキさんやポリモグさんが、渋谷系に対してやたら演説して「牽制」しているのか意味がわからない。
ここにいる皆さんが音楽の達人で、あらゆるジャンルに精通していて、耳で音を聴けば一発でそれを並べられるぐらいの力があるなら、いくらハードルを上げてもいいですけど。素人に毛が生えたような学習意欲も落ちてるオッさんが「頑張って渋谷系っぽいの作ろう」という企画に対し、難しくしすぎても萎縮させるだけでは。
「こんなリズムにこういう進行で曲書けば、それっぽくなるんじゃないですかね」ぐらいからですよ。そのハードルを超えてから色付けを考えるというか。
求められるものというのは「おじさん素人の会社員だけど、一生懸命頑張ってるよ!」という、純粋さや情熱じゃないですかね。そういうところから出てくるオッさんらしい味わいがウリというか。
実際のアーティストも、本当に音楽を楽譜レベルで精通してるプロデューサーや、楽器の達人であるスタジオミュージシャンだったりがサポートしまくって、なんとか体裁を整えてるわけで。
それを会社行ったり、アニメ見たりミニ四駆やってるオッさんが片手間でやる音楽で超えるなんて無理ですよ
あんまり渋谷系音楽を「高尚なもの」として捉えなくても良いと思いますけどね。なんというか、当時の雑誌が「小難しい教養」的なイメージでそれらの音楽をプッシュしただけで。ただの詐欺商法ですよ。
ドレミファソラシドの楽譜レベルで渋谷系から学べることなんて、ほぼゼロですよ。とってつけたみたいなもんですもん。あくまでファッションとしての音楽。
当時は金持ちは渋谷系、貧乏人はV系やるみたいな流れだったと思います。
でもいずれにしても、リズムもハーモニーも乏しいです。ただ「そういう音楽の遊び方もあるんだ」という「視点」を与えた点は大きいでしょうね。
でも、それはあくまで「視点」であって、それを「音楽の本体」だと勘違いしてしまった人は、いつまでたっても主旋律がかけない。YMOに影響受けて「機材を使うこと」が音楽だと勘違いした人も同様です。
音楽の本体は、あくまでドレミファソラシドを美しく並べるかであって、アンプから音を出したり、電子音から出したり、サンプリングしたりというのは、その配下にあるもの。本体じゃなくて「洋服」です。しかも渋谷系は外人がきてる洋服を中古で仕入れて着てる古着ファッションですよ。
バンド宗教団体真メグデスの打ち込み担当。建前上、キーボーディストという肩書を名乗ることもありますが、それは嘘です。手では弾けません。
また、危険な思想は持っていません。メグデスは愛と平和のために音楽をやっています。本当です。
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