【美術】アニメ夜話 結城友奈は勇者であるのBGM演出の熱さ(ネタバレ)
『結城友奈は勇者である』は魔法少女・変身ヒロインのアニメで、神樹様の力をかりて勇者に変身、人類を滅ぼそうとする天の神と戦うアニメなんだけど、この作品の魅力は【満開】とよばれる二段変身(最強フォーム)にある。この【満開】が『魔法少女まどか☆マギカ』の魔法少女並みに残酷なんだけど、1期では、この【満開】の残酷さが描かれる。
で、2期の前半(鷲尾須美の章)では、1期の勇者システムが実装される事態になる前日譚が描かれるんだけど「満開さえあれば...」と思わせるほどに過酷な死闘が描かれる。
で、BGM、
1期の変身 「威風堂々」
2期の変身 「神への憧憬」
BGMはタイトル通りのムードを湛えた名曲なんだけど、
2期の壮絶な死闘の最後に、ついに1期の勇者システムが導入され、その最終バトルの変身で「威風堂々」が流れる。その瞬間、あの残酷な「満開」を前提としたシステムであることがわかるが、同時に「勝ったな...」と思わせてくる。残酷ながらに実に熱い演出。