箱庭の少女
これは初めて聴いた時、「そういやアルバムごとダウンロードしたのに聴かないなんて損だな」と思って、偶然聴いただけだった。本当に偶然。
まさか此処まで夢中になって、語りたくなるほど好きになるとは思っていなかった。
第三者の目から見たあの判事。どうして此処まで狂気に駆られてしまったのかが、この曲で描かれている。
悪徳のジャッジメントが好きな人なら、間違いなく好きになるだろう。あの世界をより細かく歌っているのが、この曲だから。
何が起こったのかも分からずに焼かれていくこの子は、何を思っただろう。後悔したくても、きっとこの子は後悔を知らないだろうし。責めたくても、この子は責める言葉を知らないだろうし。そもそも見慣れた光景がどんどん焼失していく事を受け止めきれないだろうし…。
切ない。めちゃくちゃ切ない。あの判事が好きだから余計切なくなってくる。