ニンジャスレイヤーの入れたら面白くなる説
ジークフリートは剣を構え、ニーズヘッグと相対する。対するニーズヘッグは、時折口から炎を漏らしながら、目の前にいる惰弱な人間を睨みつけている。互いが互いの動向を探り合うように、鋭い視線を交差させる。ほんの小さな出来事が、今にもこの膠着を打ち破りかねないような、緊張した空気が、あたりを支配する。
そこに颯爽と現れたのは、赤い影。そう、残忍なる殺戮者、ニンジャスレイヤーのエントリーだ!
「ドーモ、ニーズヘッグ=サン、ジークフリート=サン。ニンジャスレイヤーです」
なんと完璧なるアイサツ!四十五度に腰を折る、丁寧なオジギ!しかしそれでもなお溢れ出る、圧倒的アトモスフィア!