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渋谷系概論序説その6(了 

(仮)参考資料集

この手法は前出のピチカートファイブはもちろんのこと、ネオアコ〜ギタポとして括られることの多いフリッパーズギターでさえ、そうした過去の音楽の再構築という文脈で語ることのできるものであり、さらにその最後のアルバムにおいては(クリエイションレコード勢などの先例にならったとは言え)ブレイクビーツやサンプリングを主体としたリズムトラックをメインに打ち出すアルバムをも制作した(さらにはその解散後、オザケンが日本のヒップホップの先駆けとも言えるスチャダラパーとのコラボ作品を発表するという流れにもつながっている)。

90年代の幕が開ける頃、当時最先端のバンドが数多く出演し、東京の音楽シーンの最前線にあった六本木のライブハウス「インクスティック」が渋谷に移転し、ライブハウスからDJバーへと看板をかけかえた。そうしたその後の音楽を巡る大きな流れをいち早く取り入れようとした、その嚆矢こそが「渋谷系」の正体なのではないか?と考えている(了

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