ゆっけさんの笛っていうのは、意識的か、無意識的かはともかく、和楽器の「アーティキュレーション」ということです。
これは強弱がどうこうじゃなくて、音の伸ばし方とかフレーズの組み立て方です。
じゃあ、ジャズのフルートの打ち込みをやってくださいとなったら、ゆっけさんはできないんです。
ゆっけさんが笛の打ち込みの達人というわけではないんです。
たまたま、ユッケさんの生まれ持ったセンスの中に、和楽器的な笛のフレーズがあっただけです。
でもべつに、私はゆっけ流の笛とか、どうでもよくてですね。
じゃあ、笛の音で「和風」でやる場合「ジャズ」でやる場合、民族音楽でやる場合は、何をどう切り替えるかという、体系的な話です。
こっちのジャンルのときは、こう。こっちのジャンルのときは、こう。
そっちの「体系(ジャンル)」と「アーティキュレーション」の結びつきの話です。