>サビの音の厚みとか迫力
「音の厚みとか迫力」って「抽象的な表現」ですよね。作曲を先生に習った当初、そういう言葉は使わないでと注意されました。今は先生も軟化して、抽象的な言葉でもやりとりするようになりましたが。
ただ、今となっては、先生がそれを私に注意した理由もわかります。「厚み」や「迫力」って、人によって受け取り方が違う感覚の話なので。これで議論しだすと、迷子になったり。あるいは、それで相手を否定しだすと、相手の「感性」を否定するようなことになるので、喧嘩になるんですよ。
とはいえ、プロファイリングすると「サビの音の厚み」ということは、つまり、AメロとBメロの音の厚みは満足しているわけですよね?ですから「1.サビになって、急に音が薄くなることを問題視している」のか。
あるいは、「2.Aメロ、Bメロよりも、サビはさらに豪華にしたい」という話なのか。
1と2で、解決策がだいぶ違うんです。「1」は、AとBで鳴っていた音域の音が、サビで急に喪失しているのではないかという話ですよね。
一方、「2」は、AやBの音の厚みが「最大値」であり、それ以上の厚みは出ないという話かもしれない。
@sakurako ふむう🤨この質問にはこれ!っていう簡単なものではないのですね
僕の質問は、Aメロ、Bメロよりも、サビはさらに豪華にしたいと言うことです
@sakurako わかりやすい例えありがとうございます
@LAFLOOR
ルールの話じゃなくて、「音楽的な感性をあげろ」ってことですね。
『豪華』っていう言葉は、音楽じゃないでしょう。
ドミソの和音に、さらに、一オクターブうえでドを鳴らして空間を埋めるとか。
あるいは、ミの音を抜いて、音を圧縮してパワフルにしようとか、『音楽』の話をしないとダメだってことです。
例えば、料理も自己表現ですけど、料理を作る際に「凄く美味しい豪華な料理を作りたい」と言ってるだけだと、料理の勉強にならないじゃないですか。
肉料理なのか、魚料理なのか、和風なのか、洋風なのかとか、料理のキーワードを出していかないと何を創ろうとしているのかわからない。
「煮ます/焼きます」と決めたときに、ようやく、塩の分量とか、調味料、火加減の話もできる。
でも「豪華な料理にしたい」だけだと、会話が成立しないでしょう。
本人は音楽の話をしているつもりでも、それだと「音楽になってないよ」ということです。
でも、我々は結構、抽象論に行きたがる。
無意識に「音楽でもなんでもない一般的な話」に逃げちゃうんです。芸術とは~、自己表現とは~。
それを私は注意されたということです。