【美術】映画夜話 『ダークナイト』『ジョーカー』
見ました。
バットマンは1966年のやつを小学生の頃にテレビで見て「灰色のタイツとかクソださい」と感じたのだけれど『ダークナイト』は非常に素晴らしかった。ジョーカーよりもバットマンのキャラクター性に関心があった。
さて、ヴェネチア金獅子賞『ジョーカー』は極端に賛否が分かれるらしい。『ダークナイト』のファンは「こんなのジョーカーじゃない」という。
この映画はスコセッシの『タクシードライバー』と『キングオブコメディ』の濃密なオマージュで出来てる映画だけれど、アーサーはトラビスやパプキンとはまた違った人間だった。現代的象徴というか。
現代において概念化された「無敵の人」を、スコセッシ風に“ヒロイックに”(悪のカリスマのジョーカーの過去と紐づけて(アーサーがヒロイックなわけではない))描いた映画だった。
個人的な評価については定まらない。