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【国語】エッセイ 本当に美味しいものは必要か? 

昨年、大干ばつでみかん系の糖度が非常に高くなることが確実だった。しかし、糖度が高ければ酸も高いのは常識。

酸は、収穫して置いておけば自然い抜けるが、それは「消費者の仕事」である。高すぎる酸に対応するような販売システムは存在しない。

さて、昨年度の甘平は糖度14以上なんてざらで、18度なんてのもゴロゴロしてた。しかし、酸も高く、某巨大団体に出荷した人は、それは無残な評価点になったであろう。昨年通りの収量であっいても収入は半減である。

本当に美味しい甘平を生産するならL~2Lサイズを生産するべきであるが、昨年度のように酸の問題も出て来る。やはり、定石通り3Lを作るべきである。しかし、3Lの甘平なんてそんなに美味しくない。

が、

ここで気づいた。

本当に美味しい甘平の味を知ってる消費者なんてほとんどいない。世間には海原雄山なんてほとんどいない。生産者は「本当に美味しい」の基準を高くし過ぎている。自分の感じる「本当に美味しい」なんてのは忘れて3Lの大味なものを量産すべきだ。※そもそも某巨大団体は3Lを推奨してます。

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