実際現地に行って確認すると面白い。10分いるだけで多数のバスが出入りする様は、バスタ新宿のようなバスターミナルを彷彿させる。つまり、それだけの台数…企業数が動いているのだ。割かれた費用の正確な数字が分からなくとも、現実を見れば圧倒されるはずである。これも一つの経済効果なのだ。
とはいえ、この費用の殆どは国又は都の税金であるし、僕らの税金が使われているのは間違いない。つまり、海外からの浮いたお金ではなく、大元を辿れば僕らのお金が使われているので、廻り回って国民に舞い戻っただけなのだ。
ならば、五輪をキャンセルすればよかったのではないかと思うかもしれない。しかし、五輪をキャンセルすると、違約金をIOCに払わねばならないため、その違約金を払うよりも、東京五輪を開催した方が損はしないと考えたのだ。
命と金を天秤にかけるなと声を大にしたい。