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70年代以降の日本の歌謡曲のサウンドの変化(2 

作曲家としてはフォーク界のスターだった吉田拓郎や小室等、井上陽水などが歌謡曲に楽曲提供をし始め、東芝など大手レコード会社のディレクターにもそうしたジャンルに理解のある人々が現れる。そうした人々が担う歌謡ポップスが当時「ニューミュージック」と呼ばれるようになった。

また、元々ジャズ系・テレビ局系の人脈から出た作曲家・筒美京平が、ロック・フォーク系出身の作詞家・松本隆とコンビを組んだことに端を発し、松本が売れっ子になると旧知の大瀧、ユーミン、細野、山下達郎らの作曲家とコンビを組んで歌謡界に楽曲提供をするようになり、現在「シティポップ」と呼ばれている一群の作品を残す。

これらの人々がエンジニアとともにサウンドプロダクションまでこだわった顛末は、今度公開される音響ハウス(レコード会社直営ではない、CMやそれらのミュージシャンによく利用されたレコーディングスタジオ)のドキュメンタリー映画で語られるんじゃないかと期待している。

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