自己愛は、うーん、そうですね。
絵師って、人前に立たないじゃないですか。媒介を通して間接的に作品を発表するわけで。
でも、通常ミュージシャンって、ステージに立って、その時間内での最高のパフォーマンスを求められますよね。だから、スポーツ選手に近いんですよ。だから、自信や自己暗示は絶対に必要。

じゃあ、ボカロPの文化はどうかというと、絵師に近いんですよね。人前に出ない。だから、自然と絵師よりの性格や振る舞いになっていく。それはそれでアリだと。

でも、私は音楽の本来的なパワーは「ステージ」であって。例えボカロの打ち込みであっても、求められるものは、突き抜けた精神領域じゃないかと思ってます。だから、私はそういう態度を心がけをしています。
木下の態度はデカイと思ってるかもしれませんけど、マライア・キャリーの態度はそれをさらに上回りますからね。マライアは売れたから態度がデカくなったわけではなく、最初からそうなんですよ。ネジが一本外れてるんです。でも、音楽で頂点に立つためには、それができないとダメじゃないかと。
その概念が、ボカロ作曲に当てはまるかはわかりませんが、まあ私、手で弾けないのですし