トモキさんのシステムの構想に反対してるだとかじゃないんですよ。私の注目してる部分はもっと下世話なところです。
議論(言葉のコミュニケーション)が苦手な人間が議論のプラットフォームを考えてるって不思議だなという、その一点です。
トモキさんはこれをお絵かきソフトに例えてましたけど。「お絵かきができなくたってお絵かきソフトは開発できる!」
でも、これはトモキさんの例えがちょっと変なんです。
「議論が苦手な人間が議論のプラットフォームを設計する」というのは、「独身で恋愛経験がない人間が出会い系サイトを設計しようとしている」のに近いです。
お絵かきというのは自己完結じゃないですか?議論はネットワークじゃないですか?かなり性質が違います。
しかし「独身で恋愛経験がない人間が考えた出会い系サイト」って、それはそれで何か面白そうですよね。そこには、恋愛経験が乏しい人間ならではの誤解や錯覚がたくさん含まれている。と、同時に、そういう人間でなければ発見できなかった問題の顕在化、もしくは解決策も含まれているかもしれない。