阪急電車あたりが一番好き。
個人的には、この辺りをボーダーに、それ以降はだんだんと大人としての器用さで隠し過ぎに感じてしまう。
良くも悪くも作中の人物の、人間できた大人としての振る舞いが隙がない。ちゃんと読み進めると、そこが綻ぶ過程が存在していて、それがカタルシスとして機能しているけど、どうしても自分はその綻ぶまでの過程が少し長く感じてしまって読みきれない。(自分が最後に読んだ有川浩の本って空飛ぶ広報室なんだけど、やっぱり綻んでなお、他人を他人として尊重できる大人としての一線は保てる人が増えてるように思えるんだよな……この言い方で合ってるのかは、少しわかんないけど)