アナザーストーリー side セレスティア7
「この世にまだそんな危なっかしい奴らがいたとはねぇ。」
kentaxはいつもの調子だ。
「しおまねき様とクリスエス様がそこまで警戒される相手ですか。」
泡麦ひえは緊張を露わにしている。
2人の様子を確認した後、ぐへへPが指示を出した。
「それでは"トカゲアザラゴン"については現時点で我が国を挙げての攻撃は行わず、魔物ハンターたちの結果を待ってみることとしよう。しおまねきは、もうしばらく情報収集にあたってくれ。」
「かしこまりました。」
しおまねきが頭を少し下げる。
「次に、四天王についてだが、あまりにも情報が少ない。クリスエス、その後の情報はあるか?」
クリスエスは手元の資料に目を通しながら答える。
「"ゆかいあ"の使者として我が国に滞在中のKAI様より伝え聞いた情報はすべて開示した通りです。私も独自の方法で調べておりますが、足取りすら追えていません。しかし、セレスティアにある学園に何かを仕掛けてくるのではないかとの噂もありますので、油断は禁物かと。」