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アナザーストーリー:吟遊詩人8 

「そ、そんなこと……。」

ないと言わなくちゃ。

「いいわ、そういうことにしておいてあげる。」

闇姫Pはまるですべてを見透かしているような口調だ。

「こるんさん、rainydayさんからのご伝言です。私の邪魔だけはしないようにと。」

邪魔。いったいこの人たちは何をするつもりなの?
そもそもこんな化け物たちを止められる人なんて。

「あなたたちは……何なの?」

私は踏み込んではいけないとわかっていてその質問をぶつけた。
でも、知ることで、彼らに近づくことができるかもしれないとどこかで思った。

闇、陰、虚、殺、死……あらゆる負の言葉を体現したような者たちに私はどこかで魅力を感じてしまったのかもしれない。

「私たちは暗黒大陸より来りし者。あなたたちレミルメリカの民が"四天王"と呼ぶ者ですよ。」

立花いな実の言葉の後に再び烏の鳴き声が聞こえた。

そこからちょうど1ヶ月。
吟遊詩人こるんは、ついに雨乞いの歌を完成させた。

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