「ドイルさん、16、7歳くらいじゃないんです?」
タダトモさんには高校生くらいの年齢に思われていたらしい。
「私も同じくらいだと思っておりました。そのローブを見る限り、魔法使いの家系ですな。」
今着てるローブはミコエルから転生された時に勝手に着用していたものです!とは言えないし、はなぽさんがそう思うならもうその理解でいいや。
ということは、実年齢より若く見られているらしい。転生のボーナスで若返ったのかもしれない。そういえば、鏡も見ていないから自分の顔もどうなっているのか分かっていなかった。
そうか、タブレットがあるなら、自撮りをすれば顔は見れるな。このタブレットには写真を撮影する機能はあったはずだ。
「学園の生徒じゃないんですか?」
学園?レミルメリカに来てからは初めて聞く単語だ。
「俺は学園の生徒じゃないですよ。そもそも学園ってなんです?」
タダトモさんだけでなく、はなぽさんも驚いた顔をしている。
「転生したと言うからアレですが、学園に通わずその強さとは、いやはや驚きですな。」
学園のことを教えてほしいと頼むと、2人が説明してくれた。
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