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かつての大戦で、ごーぶすはこのスキルを使い、プロムナードの街を殲滅した。

機械すら腐蝕させるこのスキルは敵味方問わず恐れられ、猛毒に侵された場所は、いく日もその影響を受ける。戦いの中、誰が言い出したのか、ついた称号がライチョー隊長Pであった。

ごーぶすは自分のスキルが破壊を生むことを知っている。だから、使わなかったのだ。

しかし、命の危機に瀕したごーぶすには慈悲の心などない。撃たれたら撃ち返す、やられたらやりかえす。ずっとそうして生きてきた。

そして、今、春沢翔兎とそらうみれいの真後ろには、その猛毒が迫っていた。

「えいさん、後ろから何か来てる!」

春沢翔兎はそらうみれいのいる方向に跳んだ。最大速度でそらうみれいを掴んで横に跳びのく。幸い、青紫色の液体のようなものは動きは遅い。

ドイルは、春沢翔兎が横に跳んだことをサーチで捉えていた。

逃げようとしているのか?
魔方陣を狙った理由を問いただすまで逃すわけにはいかない。ドイルも春沢翔兎を追うように横に走る。その時、爆煙が晴れ、ドイルも視認した。そこには青紫色の世界が広がっていた。

#ボカロ丼異世界ファンタジー

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