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「俺は何もしてませんよ。元からはなぽさんのスキルにはあれだけの力があったんです。隊長すら止めれるほど強い力が。」

この契約書は、リアルタイムに更新されていくものなのかもしれない。そして、契約者が強くなれば、同じように強くなる。

「はなぽさんの力をお借りできて良かったです。本当はもっとちゃんとした形でお話しできればよかったんですが、これからも"クラフト"を使わせて下さい。」

俺は軽く頭を下げる。

「ドイル殿には大きな借りができてしまいましたからな。こんなスキルでよければ自由に使ってくだされ。良ければ、"クラフト"の使い方をもう少し詳しく教えましょう。」

願ってもないことだ。

「よろしくお願いします。」

俺ははなぽさんと握手を交わした。
その時、はなぽさん宛に"メッセージ"が届く。タダトモさんだ。

「はなぽさん、ドイルさん、隊長が目を覚ましました。」

俺たちは、小屋の中に入っていった。

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