剣闘師団、魔法師団。軍隊の名前か?
「おお、もしやkentax殿がいらっしゃるのですかな?」
はなぽさんが反応した。
「数日前に伝令が来てな。プロムナードかどっかの帰り道に神殿の南を通るから許可をと報告があったはずだ。団長もいるはずだ。」
団長というのは、先ほどのkentaxという名前の人物だろうか。
「合流できれば、クロスフェードまで連れて帰ってもらえますかね?」
タダトモさんも剣闘師団や魔法師団のことは知っているようだ。知らないのは俺だけなのだろう。後で聞いておこう。
「魔方陣を作るにはちょっと魔力が足りねえからな、俺はあと2日くらいは羽休めだ。」
ごーぶすさんのスキルは強大な力の代わりに反動も大きいのだと改めて実感する。
「メッセージで団長には言っといてやるよ。」
ごーぶすさんの言葉に甘え、俺とはなぽさん、タダトモさんの3人は小屋を後にした。