Follow

特別編:祭りの期間3 

ドアの外から声が聞こえた。

「ええ。いますよ。」

ドアを開ける。そこに立っていたのは、可愛らしい服装をした吟遊詩人。"雨乞いの歌"のこるんだった。

「どうしたんですか、突然。」

ユーリは、クロスフェードに来る前に滞在した街で、偶然、吟遊詩人こるんと出会った。突然声をかけられた時は警戒したが、どうやらこるんは、雨乞いの歌の実績を元に学園の推薦試験を受けるらしい。

「今日からはセレスティアもお祭りだから、ユーリさんと一緒に回ろうと思って。」

クロスフェードの街にはまだあまり詳しくない。こるんは、クロスフェードのことを良く知っている。

「構いませんよ。準備ができたらいきましょうか。」

森の戦姫。身分を明かすことのないリッカの姫と吟遊詩人こるんは、祭り囃子の響く大通りへと出かけていった。

· · Tootle for Mastodon · 0 · 0 · 1
Sign in to participate in the conversation
Vocalodon

ボーカロイド好きが集うMastodonインスタンス、通称「ボカロ丼(ボカロドン)」です。 ** This server is for "Vocaloid" lovers. If you are not, please select other server. **

image/svg+xml