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「学園の試験は受けるつもりです。せっかくだから、レミルメリカのことも勉強したいし。」

タダトモさんとの会話がどうやらミコエルの元にも届いていたみたいだな。
わりと監視されているようで、ちょっとこわい。

「そろそろタイムリミットも近いし、詳しいことは、また入学が決まった頃に誰かにお願いして伝えてもらいますね。」

よく見ると、ミコエルの羽根の部分が少し薄くなってきている。

しかし、魔族と仲良くか。すごく大変な役割を引き受けてしまったみたいだ。

「あ、そうだ。忘れるところでした。これ、TOMOKI++さんからの贈り物です。」

なんと。なんだろう。
ミコエルが紙の封筒を渡してくれた。

早速開けてみると、中には『受験票』と書かれた紙と説明の用紙が入っている。

「あまり時間がなかったそうなので、代わりに手続きしといたらしいです。」

おいおい、運営神が手続きとかやっていいのか?

思いっきり世界に介入している気がしてならないが、面倒を見てくれていると思ってありがたく受け取っておくことにした。

タダトモさんたちにどう説明するかな……

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