「ドイルくんならばすぐにでも、冒険者や魔物ハンターたちとパーティを組んで活躍できると思う。だからこその特例。あとは、先ほどの御礼を兼ねていると思ってくれれば構いませんよ。」
これはありがたく受け取っておくべきだろう。
「ありがとうございます。onzeさん。魔物ハンターの証、頂いておきます。」
魔物ハンターの証を持っていれば、冒険者の依頼も受けられるのだから損はない。俺は早々に証に魔力を流し、登録を済ませた。
「これで君も魔物ハンターだ。さて、早速なんだが。」
onzeさんが一枚の紙を取り出した。
それは依頼の紙。
C級の依頼になっているようだ。
「すまないが、先ほどの冒険者を襲った犯人を探すのに協力してくれないか?」
俺はいきなりレミルメリカに来て初めての依頼を受けることになった。
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