長文。人生で最高の恐怖を感じた時の感覚の話。インスピレーションになれば幸いです。
昔とある夢で感じた恐怖心です。夢の内容自体は、確かにかなり怖い夢だったのですが、この夢自体は意外と誰でも一度くらい見た事あると思うので割愛します。私がその恐怖を覚えているのは夢が怖かったのではなく、感じた恐怖そのものがあまりにも恐怖だからです。恐らく夢との関連はそこまでないのだと思います。
それはまさに完全で絶対的な恐怖でした。全細胞が最上級さえ超えた危険信号で満たされて、身体から質量の限界を超えた恐怖が発生し、まるで自分が恐怖という概念になったかのような恐怖でした。比較で言えば、その恐怖から逃げるために自らの心臓を抉り出し、握りつぶして絶命するか、自分の頭を力いっぱい握りつぶしてしまった方がずっと楽で簡単で恐怖から逃げられると、今でも思うほどです。完全で絶対的で100%純粋な恐怖でした。自分の脳の限界など超えていました。