最新のゲノム解析でいろんなことがわかっていくのは面白いんだけど、ネアンデルタール人とかデニソワ人みたいな非ホモ・サピエンスの血が混じってる人とそうじゃない人がいたり、いつ頃どのルートでアフリカから出てきたのか、古代に狩猟民族だったか農耕民族だったかとかいう情報が、個々人のゲノム解析でわかってくるとなると、一歩間違うと新たな差別が生まれてくる危険性もあるな、って思う。
この分野、新たなゲノム差別が生まれるデメリットよりも、既存の人種/民族差別に根拠が無いことを科学的に証明しつくし人種/民族差別のない世界を作り出せるメリットの方に全賭けしてる戦いなのかもしれない。
人類学の研究者はリスク負ってるよなー。