『人体600万年史』に出てくるミスマッチ仮説がむちゃくちゃ面白くて、要するに「環境の変化が早すぎて人類の体の進化が追いついて行けず、現代人は体にとっての理想と現実の環境がマッチしていない」という話。
これ、この本には直接書いてないけど僕はネット(あるいはデジタル)社会の変化に人類の進化が追いついていけない問題に置き換えて読んでる。そしてこういう話になるとだいたい「新しい技術/文化について行けない古い人が残念な人たちで、ついて行けてる俺らが勝ち組」みたいな話になりがちだけど、ミスマッチ理論でいうと必ずしもそうでもなくて、ついて行ってる人の方が潜在的には無理してミスマッチを起こしている可能性もあるよなあ、と思った。