まどマギ当時の私の批評の前文
“魔法少女”という造語は、私の手元にあるアニメージュでは、1980年の『魔法少女ララベル』まで遡ることができた。これは“東映魔法少女シリーズ”の9作目だとウィキペディアには記されている。すぐに思いつくだけでも、魔法を使う少女が主役のアニメは多岐に渡る。『とある科学の超電磁砲』『ストライクウィッチーズ』『灼眼のシャナ』『カードキャプターさくら』『スレイヤーズ』『美少女戦士セーラームーン』『ヤダモン』『魔法のプリンセスミキーモモ』等々、これらをひとくくりに“魔法少女”と呼ぶことは適切ではないはずだ。『魔法少女まどか☆マギカ』を話題にするとき“魔法少女”という言葉が、ひとつ障害になっている。それは“魔法少女”という分類が極めて曖昧で、その分類は多岐のぼる可能性があり、現段階では思い込みの域で“魔法少女”を語るほかないからだ。そこで、定義が曖昧な“魔法少女”という分類を放棄することにした。そして『まどマギ』を戦闘美少女として取り扱うことにする。
初音ミクをフィーチャーした巨大関数『みくみく順序数(Ordinal number-like functions featuring Hatsune Miku)』の研究者とされています。ボカロリスナーでしたが引退しました。