「マップとか、サーチもスキルなの?」
「いえいえ、それは私がドイルさんのためにおまけで付けておいたものなので、スキルではないですよ。う〜ん、魔法みたいなものだと思ってもらえたら大丈夫です。」
てことは、この世界にはスキル以外に魔法もあるのか。
「さっき、このタブレットは触ってみたんだけど、マップとかアイテムボックス以外にも何か他の機能ついてる?」
「え〜っとですね、私、これでも天使なので転生者の方とは言ってもお手伝いしすぎることはできないんですよ。だから、それ以上の機能がつけれなくて。」
どうやら支援にも制限があるようだ。
「でも、でもですよ!その代わり、スキルはすごいものをご用意しましたし!」
うん、たしかに、スキルは凄かった。
「"トランスモーフ"だよね。」
「その様子だともうアクティベートされたんですね!」
「さっきの広場でちょっと触った時に。」
「それはよかったです!もうアクティベートしてるならスキルの使い方は問題ないと思いますが、実はこの世界のスキルは1人につき1つなんですよ。」
「そうなんだ。」