「そして、この世界ではスキルが発現すると、その人にあった魔道具が国から提供されることになっています。」
「みんな、それぞれオリジナルの魔道具を持ってるって理解でいいのかな。」
「そういうことですね〜。」
俺のタブレットもこの世界じゃ、オリジナルの魔道具ってことになるわけだな。
「そういえば、さっき国って言ってたよね?この世界って、なんていうの?」
スキルのことばかり聴いて、肝心のことを聞いていなかった。
「おおっ、いいところにツッコミましたね。少し長くなりますけど構いませんか?」
「むしろ話せるところまで話してよ。よく考えたら転生した理由も聞いてないしさ。」
「はい!このミコエルにお任せください!」
どうやら大天使ミコエルはチュートリアルのために降臨されたようだ。