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心なしか羽根も下を向いている気がする。

「違うんですよ、こっちから向こうの世界を覗いていたらなんだかすごく疲れた顔をしてパソコンに向かっているあなたの姿が見えたので、もう少し楽に暮らしてみたらいいんじゃないかな〜なんて思っていたら、急に異世界召喚の魔法が発動して、止められなくて、気がついた時にはもうこっちに来ちゃってたから急いで森を作ったりしてそれっぽい雰囲気を演出したり、意味もなくお祈りとかして大変だったんですよ。」

なんか途中から愚痴になってない?

すごい早口だし、あのお祈りはフェイクかよ。

「まあ、間違えたのなら仕方ないか。」

「え?怒らないんですか?」

「元の世界にすごく未練があるわけでもないしなあ。」

どうせ元の世界に戻ってもただの社畜だ。それなら新しい世界でセカンドライフを満喫するのも悪くない。

「で、でもですね。こちらの世界はドイルさんの世界にあったボカロ丼と繋がっているんですよ!だからきっと楽しいはずです。」

「ボカロ丼と?」

「はい!この"レミルメリカ"は、実はボカロ丼を参考に私たちが創った世界なんです。」

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