アナザーストーリー side セレスティア11
クリスエスの反論にぐへへPが口を開いた。
「クリスエス。国家の中枢を担う者が、学園を欺くことはならぬ。あそこは権力の及ばぬ地と私が定めた。泡麦ひえ、kentaxよ、2人の部隊には負担をかけるが、若者を選抜し、学園へ送り込んではくれぬか?戦の鍛錬も大切だが、若者には学園での学びの機会も重要であろう。」
「ぐへへ様がそうおっしゃるのであれば。このクリスエス、出すぎたことを申しました。」
クリスエスが引き、泡麦ひえとkentaxが代わりに答える。
「ご命令のままに。」
「承知した。若い者の選抜は任せてもらおう。」
ぐへへPの英断により、学園へは魔法師団と剣闘師団の若者が行くことが決まった。
その話し合いが終わったところで、m-aが別の内容を提出する。
「先ほどまでのお話とは直接関係ないかもしれませんが、深海の国"プリズム"より会談の要請が来ております。」
「おお、深海の国か。それは願ってもないことだ。m-a、クリスエスと相談し、会談の日程を決めてくれ。」