「ほう、それはタブレットと言うのですか。それだけ精巧な魔道具は流石に作れませんので、機会があれば見せて欲しいものですな。」
これ、そんなにすごいものなのか。
国からの特殊な支給品ということで、タブレットは俺専用の魔道具でいいんだよな。
「機会があればお見せしますよ。さてと。」
俺はマップを起動する。
ついでに、はなぽさんとタダトモさんのことも見ておこう。
サーチで個人を特定できるのかな?
サーチ:はなぽ
頭の中には地図が出るが、赤い点が表示されない。どういうことだ?
そういえば、もう一つ名前があったよな。
えっと、はなぽさんは、ボカロ丼では……
サーチ:わんわんP
頭の中の地図に赤い点が1つ表示された。
どうやら、称号と言っていた方が本当の名前になるらしい。
どこかのソシャゲでも実際の名前が公開されるシステムがあったな。
ということは、タダトモさんも、ダンテPじゃないとサーチにかからないのかもしれないな。でも、これでステータスを見ることができる。