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アナザーストーリー:音と記憶と試練の島4 

「本部長、先ほどの魔力反応は彼らに関するものです。そして、彼らからの要求はたった1つ。試練の島1468を実験のために借りることです。」

白継からの報告、いや、これは要求なのか。しかしなぜ白継がこんな。

「どういうことだ。試練の島で実験など、許可できるはずがない。」

危険度5の島での実験。内容を聞かずとも分かる明らかな危険行為だ。そもそもこんなことをする奴らがまともなはずはない。

「本部長、ダメです。ここは要求を飲ん……。」

白継の声が途絶える。

「許可を頂けないのですか。交渉決裂、いや、交渉の余地もなさそうですし、これは仕方がありません。"この話はなかったことに"。」

なんだ、音が聞こえる。

ー考えるのをやめてただひたれば追憶の中でしあわせになれるのにー

これは……歌……なのか?楽器?
司令室に響く謎の音。
まさか、先ほどのrainydayのスキルか。

「全員、試練の島をふう……さ…………。」

文月フミトの記憶はそこで途絶えた。

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