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アナザーストーリー:音と記憶と試練の島5 

そして、数分後。

「白継さんからの定時連絡はどうしました?」

監視者であるはずの白継から連絡が途絶えて数時間が経過した。

「本部長、先ほど定時連絡を受け取りました。試練の島1468にて魔物の活性化が認められるとのことです。」

異様な魔力反応の正体はそれか。
文月フミトは決断する。

「試練の島1468を一時的に封鎖。事態の収拾に当たる。白継さんだけでは、魔物を狩るのが難しいことを考慮し、魔物ハンターに討伐を依頼する。現地に魔物ハンターがいるかどうかも確認してくれ。それから、すぐに候補を選抜、依頼を出す準備を。」

文月フミトは切迫する。
それから数時間の後、試練の島1468へ向かう魔物ハンター10組が選抜され、派遣された。

「学園の野外実習も近いのだ。今の時期に、魔物たちを暴れさせるわけにはいかない。」

文月フミトは急いでいる。

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