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アナザーストーリー:"擬態"の者2 

「なっ……。」

口調と声が突然変わった。しかもこの声と話し方は……。

「驚かれましたかな?しおまねき情報官殿。私はたちやん。夕立Pの称号を頂いております。おっと、失礼、つい"同じ声"で。」

そう。メッセージの先から聞こえてきたのは、しおまねきと全く同じ声だ。気をぬくと自分が話しているのではないかと錯覚しそうになる。

「しおまねき様、私が変わろう。私は外交官を務めるm-a、夕立P、貴君に協力をお願いしたい。」

「おいおい、しおまねき様よ、俺みたいなフリーランスに声をかけるなんてどういう風の吹き回しだぃ?俺は高いぜぇ?」

今度はkentax剣闘師団団長の声だ

「やめろ、夕立P。」

クリスエスが口を挟んだ。

「クリスエスの旦那、俺、最近ついてなくてよぉ。魔道具は壊れるわ、女は全然引っかかってくれないわで、そろそろでっかく儲けないと生活がヤバイんだわ。」

本当に団長が話しているように錯覚してしまいそうになる。

(これが、擬態か)

しおまねきとm-aはあからさまに警戒している。

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