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アナザーストーリー:選抜7 

「その辺の学生に比べたら、お前は頭1つ2つ抜きん出てるだろうけどな。言ってこい、三国。よし、よだか、呼びつけて済まなかったな。話は終わりだ。三国には追って命令を出すが、出発まではあまり時間もない。早速準備に入ってくれ。」

そこまで指示を出すと、2人は頭を下げて部屋を出て行った。それを見送ってからkentaxは、椅子に深く座りなおす。

三国奏、ボンドPの発言の真意には多少疑問を感じるが、正直なところ、これでよかったのかもしれない。
よだかは鍛えがいがある。あと数回でも大型の魔物を討伐させて、どこかで小競り合いの対人戦闘をやればもっと伸びるだろうとkentaxは思っていたのだ。これを機に鍛えるのも悪くない。

「こっちな何とか決まったか。さて、あっちはうまくやってんのかねえ。」

その頭の中では、推薦する者を独断で決めていたどこかの魔法師団の団長の顔を思い出していた。

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