Follow

アナザーストーリー:招かれざる客13 

そして、今の切身魚の手元にある魔道具などではそこまでのダメージは望めない。

しかし、諦めるわけにはいかない。ここは私の図書館だ。

「力ばかりが勝敗を左右するものではありませんよ。」

切身魚は魔法を唱え、夕立Pと同じ高さまで浮遊する。あの炎を何度も出されてしまっては、万に一つも本が焼けてしまうかもしれない。

「先ほどの凝固剤を使った時に、殺していれば何とかなったかもしれませんが、時すでに遅しですね。あなたをこの空間ごと消しとばしてしまえば、図書館は元に戻るのでしょうし。」

夕立Pは切身魚に向けて攻撃をしかけようとしている。空間ごと消しとばすと宣言するほどの一撃だ。

「あなたにこの図書館で好き勝手にさせるわけには参りません。"モノローグ"。すべての本を守る力を私の元へ。」

スキルによって手元に引き寄せられたものは一冊の本。

「あまり使いたくありませんが、私のスキル、モノローグにはもう一つの力がございます。」

· · Tootle for Mastodon · 0 · 0 · 0
Sign in to participate in the conversation
Vocalodon

ボーカロイド好きが集うMastodonインスタンス、通称「ボカロ丼(ボカロドン)」です。 ** This server is for "Vocaloid" lovers. If you are not, please select other server. **

image/svg+xml