「ドイルさん、学園に入りたいんですか?たしか今ちょうど、受験者のエントリー中ですよ。」
タイミング良すぎだろ。運営神の調整でも入ってるのかと疑いたくなる。
「どうやったら受けれます?その試験。」
まだ首都にすらたどり着けていないのに、試験なんて受けれるのかすら分からない。
「学園の試験なら当日飛び込みで行っても受けれますな。あれだけの魔法が使えるドイルさんなら問題なく入れるでしょう。」
試験なんていつ以来だろうか。
「もしかして、筆記試験とかもあるんですか?」
さすがにレミルメリカに関する知識を問われるような問題が出たらどうにもならない。言葉が分かるから、TOMOKI++さんが調整とかもしてくれているのかもしれないが、元々の頭は調整してくれていないだろう。
「学園は中で授業があるので、適性試験だけですよ。受験者も多すぎて、座って試験とかできませんし。」
よく考えたらタダトモさんもはなぽさんも、その倍率を勝ち抜いたのか。タダトモさんとか、学園に行きながら仕事してるみたいだし、かなりのエリートなのでは?
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