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アナザーストーリー:異世界七夕日和11 

ミコエルはそう言いながらもとても楽しそうにユーリたちのいる地上の様子を見ている。レミルメリカの治安を見守るのも彼らの大切な仕事なのだ。

「そういえば。他の人たちは何してるのかな〜。」

ミコエルは、魔法で見ている地上の場面をかなり変えた。

ミコエルの目の前にできたのは海洋の国、プリズムの国の様子。プリズムでは、ミコエル海底神殿でのぐへへPとの会談の準備が行われていた。

しょこらどるふぃんがあくせく動き回っているのが分かる。セレスティアに使者を送り、なんとか会談の目処がたったが、次は海洋評議会に議題を通さねばならない。

「私はこういう調整役には向いていないんですけどね。」

ミコエルに見られているとは知らず、しょこらどるふぃんは走りまわ……いや、泳ぎ回っている。

「しょこらどるふぃんさん、最近、お忙しそうだから、七夕とか教えてあげてもできなさそうですねえ。」

ミコエルは再び場面を切り替える。そこに映ったのはプロムナードの塔であった。

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