"メッセージ"
俺はミコエルの契約書を使い、魔法を発動した。その相手は……
「ドイルさん、どうされたのですか?」
はなぽさんだ。
「はなぽさん、力を貸して下さい。隊長を止めます。」
はなぽさんのスキル"クラフト"。あれを使えば、ごーぶすさんの毒を閉じ込めることができる。そうすれば、ミコエルの魔法で処理できるはずだ。
「ドイルさん、何か考えがあるのですな。よろしい、力を貸しましょう。」
俺ははなぽさんのスキルに賭ける。
「はなぽさん、俺と契約してください。」
はなぽさんには、俺のスキルのことは話してない。だから、意味は通じないだろう。
「契約?どういう意味か分かりませんが。」
そうだ。分かっている。
「ごめんなさい。詳しく説明している時間はないんです。ただ、これが。これが、俺のスキルなんです。」
そういうと、俺はタブレットを持ち、アイテムボックスを起動する。
…………
ドイルの契約書の起動を確認しました。
スキル"トランスモーフ"を起動します。
……………