アナザーストーリー:呪詛師の力7
「安心しろ、魔法師団の呪詛師は優秀でな、毒の類には詳しいんだ。さて、こいつらを連れて魔法師団を迎えに行くぜ。水を待ってる奴らもいるからな。」
kentaxがそらうみれいを、one my self が春沢翔兎を馬の背に乗せ、移動する。
しばらく行くと目の前に剣闘師団の本隊が現れる。そして、すでに到着していた魔法師団が迎えてくれた。
「毒にやられた方はどちらに?」
本隊と合流するなり、声をかけてきた一人の魔法使いがいた。魔法師団のローブに身を包んでいるが、手には呪詛師であることを表す動物の骨でできた腕輪をつけている。
「こちらです。徳皆無さん。」
one my selfが春沢翔兎を抱いて馬から下ろす。どうやら春沢翔兎は、運ばれている途中に再び意識を失ったようだ。
「"こちら"の私は、金星伊津可ですので。」
どうやら2つの名前を持っているらしい。
「あいつに任せとけば大丈夫だ。すまねえが、マキエイさんはこっちに来てくれ。」
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