Follow

アナザーストーリー:呪詛師の力11 

「毒はなくなりましたが、しばらくは安静に越したことはありません。明日には歩けるようになるでしょうがね。」

金星伊津可は少し怪しい笑いを浮かべながらも、春沢翔兎を見つめている。どうやら助けられたことを良かったと思ってくれているようだ。

「団長、金星伊津可さん、出立しましょう。このペースならあと数日でクロスフェードに
着くはずです。」

one my self に促されてkentaxと金星伊津可はそらうみれいに別れを告げた。

去っていく剣闘師団と魔法師団を見送りながら、そらうみれいは思う。

「銃、見つからなかった。」

グモォォォという音ともにそらうみれいの口の中から銃が現れた。

「バレたら、殺す。」

そう言って、そらうみれいはまだ眠ったままの春沢翔兎を抱いて、スキルを発動した。

これは、セレスティア草原で起こった偶然の邂逅。この出会いが、吉と出るか凶と出るか。今まだ運命だけが知っている。

· · Tootle for Mastodon · 0 · 0 · 2
Sign in to participate in the conversation
Vocalodon

ボーカロイド好きが集うMastodonインスタンス、通称「ボカロ丼(ボカロドン)」です。 ** This server is for "Vocaloid" lovers. If you are not, please select other server. **

image/svg+xml