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アナザーストーリー:暴力と蹂躙2 

ドットエフェクトは、行動を妨害をするスキルではあるが、攻撃を封殺はできない。本来ならば動きを止めている間に敵を倒せる者と組むのが効果的だ。

あの魔物ハンターたちが先にやられてしまったことが、ぱるふの誤算だったのだ。

「ス…….ル……カ……スキ……ガ」

熊の獣人が何か言ったのをぱるふは聞き逃さなかった。スル?スキ?こいつ、まさか。

「マ……リ………ド」

これは……スキルの発動だ!
その瞬間、熊の獣人の身体が光り出した。

「これは……まずすぎる。」

スキルの発動と同時に"ドットロック"の効果が切れる。スキルで強化された相手の力を抑えられなくなったのだ。

熊の獣人が発動したのがどのようなスキルなのか想像もできないが、もはやぱるふが1人でどうにかできるレベルじゃない。

熊の獣人は、自由になった腕を確かめるように振り上げると、ハンマーをぱるふに向けて振り下ろした。

「逃げなさい。」

ハンマーが振り降ろされる前に、ぱるふはたしかにその声を聞いた。

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