特別編:祭りの期間5
「それでは、藤杜さん、あなたはプリズムへ発ってください。」
キマシタワーPの指示を受け、藤杜はプリズムで開かれている祭りへ使者の一人として参加することになっていた。
「現地で、もしお会いすることが叶えば、海洋評議会のメンバーによろしく伝えてください。しょこらどるふぃんさんはお忙しいかもしれませんが。」
キマシタワーPはプロムナードの祭りに出なければならない。
「分かりました。微力を尽くしましょう。」
藤杜は、キマシタワーPの名代として、プリズムの祭りで行われる儀式に参列することになっていた。
「ああ、ゆかいあが美しくて今日も世界が眩しい。」
その言葉を聞き終わると藤杜は部屋を出た。キマシタワーPもどうやら外へ出る準備をしているようだ。
「プロムナードの祭りに行くとしますか。新たなゆかいあを発掘せねばなりません。」
そして、祭りへと繰り出す彼の服にはこう書かれていた。
"ゆかいあは正義"と……。
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