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特別編:祭りの期間13 

たてごと♪の態度に切身魚は感情を露わにしそうにもなったが、それを全く表に出さなかった。

「それでは本題に入らせて頂きます。こちらをどうぞ。」

背を向けたままヒュッという音と共に投げて渡されたのは、一通の封筒。魔法でも使ったかのように、投げられた封筒は受付の上に置かれた。

「受取拒否としたいところですが、直接のお手紙となれば今回は目を通します。」

切身魚は封筒を見た。裏を見るとそこに押されていたシーリングスタンプは赤黒く、見たことのない不可思議な模様。切身魚が顔を上げると、すでにたてごと♪の姿はなかった。モノローグを発動し、図書館の中を探るが反応がない。すでに建物の外にいるようだ。

「先日来、どうにも望ましくない来客が多いようです。」

そう言って、切身魚は封筒を開けた。中から出てきたのは一枚の紙。

"近々、禁書を頂きに参ります。セレスティアの祭典に勝るとも劣らぬ宴を期待しております。"

どうやらまたしても招かれざるお客様が図書館においでになるらしい。

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