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アナザーストーリー:潜みし者3 

「ああ、そんなに警戒しないでください。私はあなたがたに少しお話を聞かせてもらいたいだけです。」

そう言うと、そらうみれいが先ほど横穴に入ってきたところに程近い場所の壁がどろりと溶けて変化した。溶けた液体のようなものがどんどん人の形を作っていく。

そこに現れたのは、1人の男の姿だった。

「お前、人の姿をしているけど、スライムだろ?」

どうやら春沢翔兎は、即座にその正体を見抜いたようだ。

「ご明察。私は突然変異によって力を授かったスライム種です。」

再びどろりと身体が溶け、別の個体、次は先ほどとは全くちがう女の子の姿になった。

「私の正体をすぐに見破るなんて、兎さん、なかなかやるね!」

声まで子どもになっている。

「いったい何のようだ。」

春沢翔兎が声を荒げると、再び別の姿へと変化した。

「ふふふ、おふざけはこのくらいにしておきます。僕の名は、たちやん。夕立Pの称号を持つ情報屋です。」

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