転移魔法は構築が難しいのか。何とか記録に残して解析とかできないかな?
ん〜サーチじゃどうにもならないしな。
魔法が発動していくのを見ながら、俺は魔法を解析する方法を知りたいと思った。
学園でそういう授業とかあるといいな。
そんなことを考えている内に、小金井ささらの魔法が発動した。
目の前が一瞬で白くなり、浮遊感が体を包む。痛みはない。よく見ると足元の魔法陣が消えている。
「………イル…ん。」
えっ?何か呼ばれた?
「ド………さん。」
どこかで聞いたことのある声だ。
声がだんだん近づいてくる。
どこかで聞いたことのある声だ。
声がだんだん近づいてくる。
「ドイルさ〜ん。」
そうだ。この声は。
「ミコエル様!」
周りに何もない光の世界で、目の前に大天使ミコエルが降臨した。
「ミコだよーーーーー!」
いつも通りのテンション。こうして、俺は転移の真っ最中に再び大天使ミコエルと再会した。