「転移の魔法みたいに便利な魔法を使えるようになりたいんだけど、魔法の種類とか使い方をもう少し詳しく勉強できたりするところ、ないかな?」
分析の魔法でもあれば、それに越したことはないのだが。
「TOMOKI++さんが初心者用の魔法の本をお渡ししたとは聞いていますが、解析専用の魔法や、もっと高度な魔法となると。」
魔法を覚えるのって意外と大変なんだな。
「そうだ。クロスフェードの学園には大きな図書館があるんですよ。そこなら魔法に関する書物もたくさんあるはずです。」
図書館か。
「ドイルさん、たしか学園に入りたいって言ってましたよね?それなら、図書館も使えますし、優秀な司書さんがいらっしゃいますから。」
さすが、学園。勉学のための設備はわりと期待できそうだ。
「うん、まきエルさんか、桐エルさんにお願いして図書館の地下を使えるようにしておいてもらおうかな。」
ミコエルがぶつぶつ言っている。しかも、聞いたことがありそうな名前が出てきている。
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