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「ちなみに、俺のは戦闘には向かない魔力だけどな、そのあたりは学園で教えてくれるはずだぜ。」

marさんは笑いながら言った。

「よく学園に行くと分かりましたね。」

俺の問いにmarさんはまたニヤリと笑った。

「この時期は市民証を取りに来る奴が多くてな。それに推薦状をもってくるような有望株なら間違いなく学園の受験生だ。」

そういうものなのか。

「私とユキちゃんも学園に行く。」

小金井ささらさんがポツリと口に出した。

「ささらさんも学園の受験するんですか?すでに魔法師団にまで入っているのに?」

タダトモさんが驚いているようだ。

「団長に言われた。学園に行っておいでって。」

小金井ささらさんも受験するのか、転移の魔法といい、優秀な魔法使いみたいだし、色々教えてもらえるとありがたい。

「まだクロスフェードのこともよく分かってないし、よろしくお願いしますね、ささらさん。」

ユキちゃんの人形が無言でうなづいた。よろしくしてくれるようで何よりだ。

「よし、ドイルさん、魔力を流しな。」

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