部屋には家具はほぼなかったが、俺には「クラフト」がある。タダトモさんが、素材さえ手に入れたら自分で作ることができると教えてくれて助かった。斡旋屋に素材を頼むと、すぐに手に入れてくれるとのことだった。
こうして、俺は今、自分の部屋のベッドの上で何とか横になれているというわけだ。
すでに外は完全に陽が落ちている。俺はタブレットを取り出し、アイテムボックスを起動した。
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アイテムボックス(1504/∞)
ドイルの契約書1
ミコエルの契約書1
TOMOKI++の契約書1
わんわんPの契約書1
ライチョー隊長Pの契約書1
白紙の契約書1496
封印の鍵1
セレスティアの市民証1
受験票1
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所持金:99,700,000イェン
支払いでお金が減ったが、TOMOKI++さんのお陰でまだまだゆとりはある。
元々豪遊するつもりもないため、節約しつつ、可能であればタダトモさんのように学園に通いつつ何か仕事を探してみよう。
#ボカロ丼異世界ファンタジー